釜山国際映画祭の思い出(つづき)

釜山国際映画祭に遊びに行ってきました。その2
(東京国際映画祭はじまりましたね)

プルコギのお店のあとも何軒かはしごして、タコを踊り食いしてみたり。気がつけば4時近く。翌日の上映も早いしタクシーでサクッと帰る。つもりがタクシー道を間違えて1時間近くロス…

タクシーといえば韓国はタクシー料金がすごく安くて使いやすかった。日本の半分くらい。

3日目
ということであまり眠れずに上映会場へ。
会場は新世界デパート(世界一の大きさの巨大デパート)に入っているCGVというシネコンの一番大きいスクリーン。CGVはCJエンタテインメントという韓国映画のオープニングなんかでよくみる会社の持っているシネコン。日本でいうTOHOシネマズ的なところ。

座席は300席超という箱でしたがスクリーンは前日の映画の殿堂ハヌル劇場よりも大きく、日本でみたことないほどの大きさでした(体感)。

上映環境としては、さすがは韓国1の大きさのスクリーン、綺麗に狙い通りのルックで上映してもらえました。海外セールス用の英語字幕入りDCPは韓国での制作で、自分ではチェックできていなかったので一安心。

上映も終わり監督と登壇。よくよく考えたら当たり前ですが、通訳の方についていただき、監督との関係が日本で撮影していた時と逆転。司会の方の質問の意図がうまく伝わらず解釈を間違えて変な返答をしてしまう…監督も通訳を介して演出をするのは相当な苦労があったんだろうなと撮影時の記憶に思いをはせる…すかさず「チェガチャルモッテッソヨ」と以前の現場で覚えた韓国語を披露。結構うけてたのでよかったです。「チェガチャルモッテッソヨ」は「私が悪かったです」の意味。「知らない、ふたり」という映画の撮影の時に韓国の役者さんとのコミュケーションの為に覚えました。何かと使えます。

お昼は韓国の友人オススメのデジクッパのお店へ。うまし。

夜はチョンジェウン監督がもう一本出品している「Ecorogy in concrete」を鑑賞。韓国語の本編に対しての英語字幕が恐ろしいスピードで進んでいくので半分くらいしか理解できていないと思いますが、それでも面白かったです。ソウルの団地の話。日本でいう光が丘の団地のような大きな団地がソウルにはたくさんあって、そこの成り立ちとそこに住む人々の昔と今の生活、都市計画、猫、人が芝を歩くことでできた道、などなど。自分も団地育ちなので、とても興味深く、団地とそれを取り巻く環境をみるめが変わりました。

夕飯は谷本夫妻とカムジャタンを食す。これが今回の韓国で食べた料理では一番美味しかったな。もう何が入っているかよく分からない鍋の中で煮込まれた豚の背骨からホロホロ取れるお肉が柔らかいの美味しいのなんの。書いててヨダレが出てくる…昼間は行列ができていたらしいお店。23時をまわっていましたが、大盛況でした。店名は見落としました…

4日目
午前中は宿の周りを少し散策して、お昼は路面店の小さなお店で一人ランチ。「ヨギヨーメチュワンビョンジュセヨ」ここまでで覚えた韓国語をフルに活用して軽快にビールを頼めました。ここで食べたラーメンが韓国で食べた中で一番辛かった。日本でも買える辛ラーメンよりちょっと辛いくらい。

 

午後は二ノ宮隆太郎監督「枝葉のこと」をのぞきに。プログラムで少しトラブルがあったみたいでスケジュールが動いちゃったりして集客が少し心配だったけど、それでも結構お客さん入ってました。上映中は笑い声もたくさん聞こえてきて、GV(GuestVisit)のQ&Aも盛り上がってました。上映後監督はお客さんからサイン攻めに。

夜はKOFIC主催のパーティへ。国際的なパーティでしたが、たくさんの日本人の方と知り合ったり、久しぶりにお会いする方もたくさんいたり、楽しい会でした。2軒目(?)は釜山のインディーズフィルムメイカー主催のパーティへ。ここでも約10年ぶりに諏訪監督にお会いしたり、日本の方や韓国の方と出会ったり、ひたすら映画談義を楽しみました。そのあとは、ここで意気投合したメンバーで夜の街散策へ…

5日目
ということで、釜山での生活も慣れてきたところで帰国。宿選びやら何かや色々失敗もあったけれど、楽しく刺激的な釜山の旅でした。また行きたーい。

おわり

 

そして東京では東京国際映画祭がはじまりましたね。
今回は全く関係した作品がありませんが、明日は純粋にお客さんとして東京国際映画祭に行ってみます。