InterBEE2012に行ってFS700について聞いてきた。

こんばんわ。

「InterBEE2012」最終日にちょろっとだけ行ってきました。

 

個人的に気になっていたのはNEX-FS700を使って4K RAW記録が可能になるというHXR-IFR5とAXS-R5 Recorderの組み合わせ。まだ触れる実機はありませんでした。会場にいらした説明員の方にお話を聞いてみたところFS700をSONYのサポートセンターに持ち込むなどして、ハードウェアを有料アップグレード(?)して、SDIから圧縮されたRAWデータを出力できるようにする予定とのこと。圧縮されたRAWデータと聞いてREDのR3Dを思い浮かべ「似たようなものですか?」と伺ってみたところ「アルゴリズムは違うものですが、考え方は似たようなもの」とおっしゃっておりました。

 

現状のFS700はHD-SDIからは内部処理が8bitということで、実質8bitの信号しか出すことができません。きっとこれはハードウェアの制約なんだろうなと考えていました。で、そんなとこから4K RAWデータ出せるの?というのが、密かにずっと疑問で、聞いてみればやはりハードウェアの有料アップグレード(?)が必要とのこと。そこでちょっと期待しちゃうのが、圧縮とはいえ4K RAW出せるなら10bit出せるようにはならないのか??ということ。説明員の方にそのへん聞いてみたところ、まだアップグレードの内容も正確に決まっていないらしく「2K RAWをだせるようにとかそういったことはやるかもしれませんが、どうかなぁ…ひょっとしたら、そういったこともやるかもしれませんね。」みたいなことをおっしゃっておりました。なんで10bitにこだわるかと言えば、今の自分の撮影仕事ではRAWを扱う予算と時間があることはほとんどないというのが悲しい現実。ただそんな低予算だったり、予算があれど納品まで時間が無いものでも、なんとか良い品質で仕上げたいと考えると、昨今外部レコーダーが低価格化してきたこともあり「10bitで外部収録」というのがコストパフォーマンスとスピードのバランスが今の自分には丁度良いと考えていたりするからなのです。タイミングよくBlackmagicのHyperDeckShuttle2もProResに対応したことですし。そしていざ「RAWが扱える」という案件のときにはHXR-IFR5とAXS-R5 Recorderはレンタル(できるようになるかな?)してRAW収録を楽しめたらなぁ~。なんて。ほのかに期待(妄想)しております。

 

とかいいつつまた別の考え方でREDのScarletも気になってきていたので、ついでにみてきました。やはり単体で4K RAWが撮れてしまうのは魅力だなぁと。5Kの写真も撮れちゃうのもステキ。Scarletの場合、低予算のときには外部レコーダーつなげてHD-SDI出力をProRes収録してそのままポスプロへ。なんてこともできるかなぁと思ってますが、どうなんでしょう。うっかりそのへん聞き忘れました。気になるのは噂に聞くファンの音、それと安定性や堅牢性。ファンコントロールはどうやら25%までしか下げられないようで、InterBEEの会場では気にならないレベルでしたが、実際静かな場所で聞いてみないとわからない感じ。安定性に関しては、RED Digital Japanを通して買うと、本国から直で買うより金額が高い分、何かあったときには代替機の貸し出しなど色々対応してくれるそうな。これは結構心強いかも。

 

と、また妄想沼から抜け出せなくなりそうなので、この辺でおやすみなさい。

 

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コメント: 2
  • #1

    HAL (日曜日, 18 11月 2012 21:10)

    はじめまして。有料アップグレードっておいくらになるのでしょう?S-logオプションだけでも高かったので、相当高い気がするのですが…

  • #2

    sizka (月曜日, 19 11月 2012 12:06)

    コメントありがとうございます。

    価格に関してはまだ決定していないらしいのですが「2-30万くらいですかね?」と説明員の方に聞いてみたところ「そんなにはならないと思います」とおっしゃっていました。他のレコーダーの値段を考えてもそこまで高くはならない気がします。